大森靖子と52歳【子供だけの青い部屋の音楽は、子供だけのものじゃない】

ヒーローたちが定期的に起こす爆発

6/23のライブに行くことにした。妻と。
かなり異色な客層になるかもしれないけどね。

昭和四十年生まれの僕にはそれぞれ音楽のヒーローがいた。

  • RCサクセションは、ビートルズやストーンズなどの「遠い国のロック」を教えてくれた。
  • ルースターズはヒーローは身近なところから生まれることを教えてくれた。
  • ブルーハーツは恐怖に打ち勝つのは楽しさだと教えてくれた。
  • ゼルダや戸川純は「女の子たち」を解き放った。
  • 椎名林檎はサブカルチャーをメインストリートに引っ張り出した。
  • 近年ではYUIが多くの女の子にギターを持って歌わせた。

そのあと、大森靖子は現れた。

 

僕は大森靖子に詳しくない。

橋本愛を検索してて「ミッドナイト清純異性交遊」に出会った、いわゆる「にわか」だ。
そこからCDを借りたり、youtubeを遡ったりした。

そこで出会ったのが「青い部屋」という曲

この曲が実際の事件によって書かれたなんていうのはどうでもいいこと。

 

子供が子供を育て
子供が子供を殺め
子供が子供と子を作る
子供だけの青い部屋

 

子供が量産されていく。
大人にならない子供たちと、生まれてくる子供たちのイス取り合戦。
子供にならない大人たちは「知恵」を使って子供を阻害し、もしくは早く「大人」になるように仕向ける。

大人にならない大人たちを見上げながら、子供たちは何を思うんだろう。
騙されやすい少年の瞳を持ったままの大人が好きなのは、詐取する人たち。

 

少ない言葉で、広く広がる世界を歌うかと思えば、違変換されて偶然天から(スマホから?)湧いてきた言葉を袋いっぱいに詰め込んだような歌も。
キラキラした打ち込みサウンドとハミングバードを打ち鳴らすギター弾き語り。

 

どうせそんなもんじゃん
でもそんなの納得いかない

 

この無限ループの中でだんだんと疲弊していく若者たちの光となり、またより深い影となり、大森靖子は都会の雑踏、田舎の一本道にいる。
僕らの生きていた「昭和時代」には、自分の感じる違和感は地域や学校のせいだと思っていた。近くの大人たちのせいだと思っていた。

ここを抜け出せば変わると。

社会に出て、結婚して、子供を産み、住宅ローンロカードローンを返済するためだけに生きてい流と、その違和感は段々と麻痺してくるはずだった。

 

でも、最近より大きく感じるようになった。
10代、20代の頃の目つきの悪さは無くなったけど、心にはまだ無限ループが。

 

僕は大森靖子のカラ元気をさらに増強剤で肥大させたような歌が好きで。
特に、これ。

血だらけの聖母はストリートでギターをかき鳴らす。
彼女なりの世界革命宣言。

何度この歌に救われたか。

 

多様性をなくしていくナショナリズムの世界、絆でぐるぐる巻きの現在に舞い降りた悩める亜希様の歌。

 

むかしむかしあるところに
男と女とそれ以外がいました
むかしむかしあるところに
白黒黄色それ以外がいました
むかしむかしあるところに
YESとNOとそれ以外があるのに
いつもいつもことあるごと
それ以外はなかったことにされました

2017年5月24日現在のこの国のことだ。

 

恋愛に関する歌はさすがにピンとこないことが多いんだけど(リアじゅうなので)

生で彼女のライブを見ることができるのが楽しみだ。

 

【609号室】ガーリーおじさんはまったく役に立たない2017





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