【君の膵臓を食べたい】偶然じゃない、私たちは自分の意思で出会ったんだよ…

【小説のあらすじ】

ある日、盲腸の手術後の抜糸のために病院にやってきた主人公「僕」。
主人公は、小説を読むのが趣味で、友達も彼女もいない、クラスでも目立たない地味な男子高校生。

そこで偶然拾った1冊の文庫本。表紙には「共病文庫」の文字。それは、ある少女の闘病日記だった。

その本の持ち主はクラスメイトの山内桜良(やまうち さくら)膵臓病を患っていて、余命がいくばくもないと彼女が綴った秘密の日記だった。

死ぬまで誰にも見せないと決めていた「共病文庫」それを見られてしまったことで秘密を共有する関係になる。

特別なことがあった日や、特別なことを感じた日や、自分が死んだ後に残すのに意味のあることだけを書いていた、生きる事に前向きな日記だった。
桜良は図書委員に立候補して「僕」と膨大な数の蔵書を整理する。「僕」に興味を持った桜良の策だった。

「僕」は秘密を守るだけで、彼女と関わるなんて考えてなかった。

そんな僕の予想を裏切って、彼女は「僕」に積極的に関わり、一緒に焼き肉を食べに行ったり、スイーツを食べに行ったりする。
全てが、彼女の策だった。

確実に死ぬ事が分かって
いるのに、ネガティブにならない前向きな性格の桜良。
明るい彼女はクラスでも人気者だった。
しかし、桜良は病気の事をクラスメイトは勿論、親友の「恭子」にも隠し通していた。
「恭子」とは最後まで、楽しく過ごしたいと言う桜良の願いだった。

 

友達がいなくて他人に興味がない主人公「僕」。
本を読むのが好きで引きこもりがちな主人公「僕」。

「僕」は基本的に流されやすい草舟のような人間なので、強引に誘われると断ることができない。

二人でいるところでを目撃されて、クラスでは、全く接点のない二人がデート?している事が噂になっていた。
2人はまるっきり正反対の人間だった。
桜良の日記を拾わなかったら、永遠に交わる事のなかった二人が、お互いに足らない部分を補いながら、心を通わせていく。【恋心】と言えるのか……そんな二人の関係。

小説の中では、主人公の名前を最後まで、明かさず…
【地味なクラスメイト君】
【秘密を知っているクラスメイト君】等と綴っている。

親友の恭子は、全く接点のない二人が仲良くしている事に、強い警戒心を抱き、
「僕」が桜良を騙していないかと疑っていた。

テストが終わり、「僕」はまたしても彼女に呼び出され、
2人きりで新幹線に乗って泊まりの旅行に行く事になる。桜良に強制連行されたのだ(笑)

行き先は彼女が生きているうちに行きたかったという新幹線の終着駅。小説では、はっきりとした地名は、明かされなかったが、多分、福岡だろう。

二人はラーメンを食べ、学問の神様に参って、もつ鍋も食べた。

そして、高校生には身分不相応なホテルに泊まる。
ホテル側の手違いで同室に、泊まることになる。
しかし、二人は潔白であり、何もやましいことはなかった。

しかし、少しだけ、はめを外して、二人は梅酒を飲みながら「真実か挑戦」ゲーム(トランプゲーム)をした。

お互いにトランプを引き、数字が大きい方が勝者。敗者は勝者の質問に答える(真実)か命令に従う(挑戦)と言うルール。

酔いも回ってきた最後の勝負に勝ったのは彼女だった。

「私が、本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったら、どうする?」

「僕」は桜良のその言葉に何も返すことができなかった。

二人が旅行に行った事はクラスで噂になっていた。

その関係なのか、「僕」の上靴やしおりがなくなる事件がおきる。

そんな折、「僕」は桜の家にいくことになる。
テレビゲームをしながら、彼女は「僕」にこんな質問をした。

「私を彼女にする気は、何があってもないよね?」

「ないよ…」

帰り際、桜良が僕を突然背中から壁に押し付けてきた。壁ドン!だ。

「生きているうちにしたいこと。恋人でも、好きな人でもない男の子と、いけないことをする」と言う彼女。

「なーんちゃって」

彼女は笑いながら、いつもの冗談だと大笑いする。

なぜだかわからないけれど、僕は腹がたった。で、、
彼女をベッドに押し倒してしまう。

彼女は最初は笑っていたが、そのうち困って、怒り出した。そして泣きだした。

「僕」はとんでもないことをした、、と気づく…

「ごめん…」

逃げるようにして、僕は彼女の家から、走り去った。

その帰り道、学級委員と出会う。

「桜良はどうしてお前なんかと…」

そうか…彼は彼女の元彼だったのだ。上靴を隠したのも彼だった。
委員会に引き止められ、彼を言葉で傷つけてしまう。
委員会は彼を殴った。

そこへ、彼女がくる、状況を飲み込み、「最低!」
の一言。委員会は崩れ落ち、「僕」は彼女の家で服を借りて着替えた。。
それから、二人は、お互い謝り、、お互いを認め合い…
彼女はそれは「仲直り」と呼んだ。人生初めての経験をした。

そんな事件があって、、彼女が入院した。検査入院らしい。

彼女のお見舞いに行くと、決まって親友の恭子と鉢合わせた。桜良の策だ。

「あの子は人一倍傷つきやすいの。中途半端な気持ちであの子に近づいて傷つけたら、私が許さない!」

恭子は「僕」に敵意をむき出しだ。自分の親友を訳の分からないクラスの根暗男子に取られたのだ、、
あたりまえだろう。

そんな折、桜良の様子に、違和感を覚える…
「僕」はゲームで勝って、
桜良に「君にとって、生きるって、どういうこと?」
と質問してみる。

「生きるっていうのはね、きっと誰かと心を通わせること。そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」
と、、彼女。

その答えは、正しく、「僕」が探し続けてきた答えだ

【そうだ、僕は君になりたかったんだ…】

 

 

彼女の入院が2週間延びた。

「君はまだ、死なないよね?」僕は桜良に聞いた。
「死なないよ…、検査の数値が悪くて入院が、延びただけだよ」と、彼女。

「もう一度、旅行したかったなあ…」

「どうして、もう二度と旅行には行けないみたいな言い方するの?」

「この前から、君は様子がおかしい。何か隠してるでしょ。ばればれなんだよ」

「僕」は自分の気持ちを正直に告げた。彼女には、まだ、生きてて欲しい…と心から、そう、、思った。

「いやぁ、私、今幸せだなぁって思って…」

彼女は、それを聞いて嬉しそうな顔をした。

彼女が退院したら、海へ行デート?の約束をした。

待ちにまった、彼女の退院の日が来た。

「僕」は待ち合わせのカフェで、彼女を待っていた。

彼女からもうすぐ出るとメールが届く。

「退院おめでとう。今、君のことを考えてたよ」

「珍しく嬉しいことを言うね。どうしたの、病気?」

「君とは違って健康体だよ」

「ひどい、私を傷つけたね!罰として私を褒めなさい!」

彼女を褒めることなんて、数え切れないほどほどある。
桜良はホントにスゴい人だ。僕は君になりたかったんだ…
「君の爪の垢を煎じて飲みたい」
そんな言葉より、ピッタリの言葉がある…

【君の膵臓を食べたい】

桜良にメールした。

しかし、彼女からの返信はなかった。その日、彼女は待ち合わせの場所には来なかった…

その理由は………

【ここは、最大のネタバレなので、あえて、明かさずいきます】

 

 

また、この言葉は図書室で、桜良が同物同治(患っている部分と同じ部位を食べることで、病が治る)と言う考えから、冗談で口にした言葉だった。

「僕」は葬儀には出なかった。10日ほど部屋に閉じこもった。桜良の家にお線香をあげにいくのに、、
時間を要した…

【共病文庫】を、読まなければならない!

彼女が、亡くなったあと、共病文庫はみんなに公開して欲しい…と母親に彼女は言っていた。

彼女が僕のことをどう思ってたか、、答えがあるかもしれない…

彼女の家に向かった。
線香をあげて、桜良の母親と向かい合う。

「実は僕は彼女の病気のことを知っていました。共病文庫を見てせていただけませんか」

お母さんは、その言葉を聞いて涙を流した。

「君だったのね。来てくれて、本当に良かった。」

「桜良は、あなたにこれを残したんだもの」

「え?」

彼女は僕にこの文庫を渡して欲しい…と言い残していた。

そこには、彼女の本音が綴られていた。

僕との日常の日々が綴られている。

僕がそうだったように、彼女も僕に自分にはない魅力を感じていたと書かれてある。

7月28日【寿命が、半分になった】

彼女はやはり僕に隠し事をしていたのだ。

彼女は他に、僕と恭子が仲良くなってほしいとも書いてあった。

そして退院の日、そこで、日記は途絶えていた。肝心な部分を知ることはできなかった。

すると、お母さんが、

「桜良が、あなたに本当に読んでほしかったのは、きっとまだ先」

共病文庫の後ろの方のページに、遺書の下書きが書かれていた。

クラスメイト、家族、恭子への感謝の言葉等。

そして、「僕」に向けたメッセージがあった。

【私はね、君に憧れてたの】

【君は誰とも関わらず、1人で自分の魅力をつくっている。だから、君が私を必要としてくれて嬉しかった。17年間、私は君に必要とされるのを待っていたのかもしれない】

【誰かをこんなに幸せにできるなんて、君は本当にすごい人間だね。君の爪の垢でも煎じて飲みたいな】

【そんなありふれた言葉じゃ駄目だよね。私と君との関係は、そんなどこにでもある言葉で表すのはもったいない。私はやっぱり…】

【君の膵臓を食べたい】

遺書を読み終わり、お母さんに頼んで彼女の携帯電話を見せてもらった。

僕からの最後のメールは、届いていた。桜良はみていたのだ…

【お門違いだとはわかっているんですが、ごめんなさい。もう、泣いてもいいですか】

僕は声をあげて、号泣した……………

僕は、彼女に出会うために生きてきたんだ。

【私たちは皆、自分で選んでここに来たの。偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今まで選んできた選択と、私が今までしてきた選択が私たちを会わせたの。私たちは自分の意思で出会ったんだよ】

桜良の言葉で一番好きな言葉です。
私もきっと、自分自身で選んで今の人生があるんだな…とつくづく思いました。

誰かに必要とされている…それって、とても大切な事です。自分はその人の特別な人だと、いう…喜びこそが、その人を好きだと証だと思います…

恭子に、あの日と同じカフェを指定され、待ちあわせた。
彼女は敵意むき出しだ。
僕は、恭子に【共病文庫を】見せた。

恭子は彼女の字を見てハッとする。桜良の字だ!

そして時間をかけて共病文庫を読み終わり、涙をぬぐったティッシュが山積みになっていた。

「許さない。桜良があんたを好きで、大切で、必要だったとしても、あたしは許さない!」

恭子は病気のことを何故!教えてくれなかったのかと、、強く非難した。
当たり前だ。彼女が怒るのは当然だ。

僕は彼女に謝罪した。
少しずつで、いいから許して欲しい…と
そして、友達になって欲しい…と告げた。
彼女の遺志だけじゃない、僕自身がそうしたいと思ったからだ。

沈黙の時間が流れ、恭子は僕の顔も見ずに去っていった…

一年後の夏休みが始まる暑い日、僕達は桜良のお墓参りにきていた…

 

 

 

【映画】では、、
原作には無い12年後の≪現在≫が描かれ、≪過去≫と≪現在≫の2つの時間軸が交錯しながら物語が進んでいきます。そんな≪現在≫教師となった【僕】に小栗旬、桜良の親友【恭子】を北川景子が演じています。

映画のあらすじと原作との違いは、、
原作では「現在、目の前で起こっていること」として話が進んで行きますが、映画では「12年後の今」を基準として過去を回想するという形で話が進んでいきます。

【映画】では、、
恭子は桜良の病気や共病文庫の存在を知らされることなく、また、主人公「僕」と接点を持つことなく卒業する。12年後の結婚式で主人公から渡された手紙により初めて桜良の病気のことを知り、号泣…
主人公と友達になる。
※恭子の結婚相手が、これまた、「あ~この人ね(笑)」って人です。

【原作】では、、
桜良が亡くなった後、「僕」は恭子に共病文庫を見せた。そこには桜良から恭子に向けたメッセージが残されていた。しかし、恭子は病気のことを黙っていた「僕」のことを許さないと怒って、去ってしまう。1年後、恭子と「僕」は桜良が望んだ友達になっていた。

 

 

私個人的には原作の展開が好きですね…

どんな映画って聞かれたら、昔の【セカチュー】って答えるけど、、二人の関係性が全く違います。
「セカチュー」は恋人同士。「キミスイ」は、恋人ではないけど、お互いを尊敬して、必要な存在だと思っている…それが、「好き」と言う感情だと思いますが…
そうです!桜良と「僕」はホントは、お互いを好きだったはずです、、
でも、、余命短い桜良は、それを言い出せず…
「僕」もまた、認めたくない?と思っていたのかもしれません…
だから、「僕」は桜良を最期まで、名前で呼ばす、「君」と呼んでいたのかな…と思います。
「キミスイ」も良いのですが、、私個人的には、「セカチュー」が好きかな…
話が悲しくて、毎回泣いていましたが、、
山田孝之の演技力に惚れました(笑)

 

「キミスイ」賛否両論ありますが、、
余命宣告された17才の少女が、あそこまで、、明るく、前向きに生きて行けるのかな?と、少し思いますが、、
泣ける映画だと言う事は間違いないです。
ヒロインの浜辺美波ちゃん、可愛いです!
声も可愛い!
男どもはやられますな(笑)

主人と映画を見に行きましたが、隣でいい歳したおっさんが涙を拭ってました(笑)

久々に映画で泣きました…

次回は【ジョジョの奇妙な冒険】見に行きます(笑)
多分、息子もついてきます。

 

 





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