歌姫たちの背中と横顔:04【中島晴香の震えるノドと宙を舞う指先】

中島晴香【シリーズ:歌姫たちの背中と横顔:04】

正式には、たった一度のサポート。
その他時々ゲストにきてもらったりしてる。

スタジオに入ったのは2回?

たったそれだけ。
その濃密な時間。

acaneさんと同じように、ザ・エンタメのおさかさんから紹介された。

でもその前に、ライブをキャバーンビートで見た時に、えらいっかっこよかったので、CDをかって。
勝手にエレキギターをオーバーダブして(笑)

いつか機会があったら、ぜひ!一緒にやってください!とメールした。

だから話が来た時は嬉しかった。
「中島晴香のイメージで、中島晴香が作らないようなオリジナルを作ろう」と思った。

 

打ち合わせの会場に、彼女は時間どおりにきた。
ここって、すごく重要じゃない??
福岡という土地柄?(笑)なのか、スタジオとかでなく、時間どおりにくる人があまりいない。

すっとした立ち姿で。
話したことはほぼない二人。
そして、おさかは遅れてる(笑)

50過ぎのおっさんの扱いに慣れてるのか(笑)普通にいろいろ話した。
ライブの感想とか。
結構熱く話した気がする。

 

中島晴香【さっぱりとした美人。しかも歌がうまく、努力家だ】

音楽で生きていきたい。と口に出してはっきりという。
まっすぐにこちらを見て。

ずっと音楽にまみれてきて、それ以外の人生は想像つかない。ヘラヘラやってる時間はないと、言う。

その情熱に応えなければいかんでしょ(笑)

おさかが合流し、ワンマンライブをやろう。
ギターは僕がやって、中島晴香は歌だけってやつをやろう!と。
そのとき決まったかどうかは忘れた(笑)
オリジナルを書くから歌ってくれ!とは言った気がする。

スタジオではお互いに床を見つめる時間が長かった(笑)。
彼女のほしい音と、僕がいいと思う音に距離があって。

妥協を許さない彼女が、生ぬるい音楽をやろうはずもない。

離れたところからよせて行くあの感じ。
今でも思い出す。
ぼんやりと見え始める曲の輪郭とアレンジ。
ヘトヘトになり、興奮する。

 

本番までの時間はあまりなかったけど、同時進行で進めていた「出版」の方でタッグを組んだこともあり、彼女の本質をつかむことができた。

彼女にはイエスかノーしかない。シンプルだ。(あ、他の人に対しては判らないよ笑)モデル業をやってることもあり、ポージングも早い。

なんだかんだトラブルばっかだった撮影も、僕のクソボロカメラにもよく耐えてくれた。

あ、音楽と違う話になったね。

ちなみに彼女をモデルに作った本はこちら

 

 

中島晴香【ワンマンライブ:喉の奥から歌がやってくる】

日本語のオリジナル曲。数は少ないけどバラエティ感がある。
一つづつゆっくり作るタイプなんだろう。

カーペンターズなどのカヴァーもいい。
若々しいんだ。
古いノスタルジックミュージックではなくて、若々しい。

中島晴香は一見、落ち着いていて、大人な感じがするでしょ?
でもかなり子供っぽいところもある(笑)
まあ、年相応ってやつだ。

その若い気持ちで、若い体で歌われるオールドミュージックは、新緑の香りがする。

彼女の歌は、ノドの奥、胸の奥からやってくる。
口内で反響し、増幅する。
骨格なのかな?それともテクニックなのか?
骨も、鳴る。

 

尖った歌詞の歌でも、どこか、丸い。
居心地の良さを感じる。
それは彼女が授かった声のせいだけではないような気がする。

僕とライブした時はハンドマイクだったので、僕は彼女の細く美しい指を見ていた。
空気を揺らす指と、歌。
彼女が歌うと、ゲリラハウスがラウンジに見えるような、ラグジュアリー感。
そして喋ると、寄席だ(笑)

元気が良くて、あっさりしてて、ガハハと笑う。
しっとりと歌い上げた同じ人とは思えない。

小佐井みなみが「謎だらけ」だとしたら、中島晴香は裏も表もない。そこに、すっと立っている。
女の子独特のわかりにくさはなく、「いや」か「オッケー!」だ。

 

ワンマンライブでも二人は、まあ、割と上手く行ったのではないかな?

僕のアレンジもいいところに着地したし、彼女は初めての「ボカールのみ。伴奏はギター一本」という自由な空間を楽しんでいた。

大笑いした後の、フッと、歌の世界に入るときに、床を見て、僕を見る。
「いくぜ!」てな具合に。

そこがすごく色っぽい。戦士であることはまちがいないのだけど。
もしかしたら、僕はその「いくぜ!」っていう目をしてるアーティストが好きなのかもしれない。

サポートギタリストでいる楽しみは「おう!ガッテンでい!」って返す楽しみなのかもしれない。

 

そして、中島晴香も僕の短編映画「FIN-LAND」に全面的に協力してくれた。
「映画を撮りたい」という要請に「いいっすよー」と応えてくれた。

ベッドで小佐井と二人のシーンを撮るときに「ベッドシーンどんな風にしましょうかー」とあっけらかんと言った。

違うよ。ベッドシーンじゃなくて、ベッドでのシーンだよ(笑)

撮影の間、主演女優の二人はケラケラとコロコロと笑っていた。
本当に楽しい時間だった。

 

あと少し、あと一歩で完成だ。
出来上がった頃にはもう、中島晴香は「大人の顔」になってるのだろうか。
成長は少しのさびしさを伴うものだ。

 

主演の二人

 





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