【クリストファー・リー死去】マーティン・スコセッシの【ヒューゴの不思議な発明】のような「半分、夢」によくあう俳優。

怪奇映画俳優として、多くの俳優、監督から愛されていたというクリストファー・リー。
映画見てたらどこかそこかにいて、あ、またこの人。
スリーピーホロウで、いやみなニューヨーク市長やってたり
スターウォーズ出てたり。
ちょい現実離れしたお話の中で「威厳」とか「体制」とか「老兵」を体現していた人。

 

大好きな「ヒューゴの不思議な発明」では、映画の鍵を握る本屋さんを演じていた。
今日はそのお話を。
映画見てなくても、全然OKですよ。

 

 

主人公は駅の中に住んでいる少年。
友達になった少女。
その少女の父?駅構内の時計屋さん
その他。駅の人々。

 

人は年をとる。夢を果たすことなく。
もしくは急に、この世を去る。
残された夢は、だれかの手に渡って、再び動き始める。
甲子園球児から、映画俳優、家族経営の会社…どこにでもあるはなし。

夢の継承と、挫折と、再生。

純粋なままでは生きられない。
大勢を守るためのルールで、息苦しくなる大勢。

それが3DCG(このバージョンは未見。だって3Dキライだもん。)ですさまじい映像美で語られる。

 

時計台から、パリの夜景をみる少年と少女。
少年の夢は、父の夢だった「機械人形を動かすこと」
数え切れないパーツが組み合わさったとき、歯車がギチ、ギチ、ギチと動いて、生命のないはずの機械が美しい動きを見せる。

 

少年は言う。

「この窓から見える、この世界のすべて。ひとつひとつの明かりは、この街の部品。余分なものはひとつもないんだ。」

 

雨にぬれてる子犬も、
仕事にあぶれた男も
過去を懐かしむだけの老女も
私腹を肥やす政治家も
やくざも

みんな、この世界の部品のひとつ。

 

この映画のもうひとつのテーマは「映画の誕生」についてのリスペクト。
映画づくりに燃えたジョルジュ・メリエスのものがたり。
映画は、ひらぺったいスクリーン(もしくは液晶モニター)のなかの、もうひとつの世界。

 

スペクタクルはありません。
わかりやすい感動も用意されてません。

ただ、

生きてるということに「疎外感」や「違和感」をもっていたり
子供時代に夢想癖があったり(笑)
「孤独」という言葉に、苦さと甘さを感じる人にオススメです。

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