進撃の巨人【実写版】を見た。~いろいろあるけど正統派怪獣映画~

始まる前からキャスティングやストーリーにバッシングの嵐。

一番人気のキャラクターが出ない?

ヒロイン(ヤな言い方)の設定がちがう?

 

マンガ原作の映画って、ほんとダメだよね。あ、作品のできじゃなくて「とりまく環境」が。キャシャーンみたいに一般的にそこまで有名じゃない作品なら「仮面をかぶらない!」ってくらいの冒険もアリだけど。

 

さて、進撃の巨人。
近年まれに見る「コスプレしたい度」を保持した作品。

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壁の中で生きる人たち。壁の中の世界にも階級があり。安全な内地~人の盾となるべき壁際の貧民たち。見えない壁か、見える壁かの違いはあれど、現代の空気とマッチしてる。

 

ぼくは進撃の巨人好きだけど、登場人物に思い入れはない。
だから「原作と違う!きぃ~~!」て発想はない。

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ネタばれはしないので、未見で読んでもらってもOKです。

 

漫画やTVアニメは一回わすれましょう。頭の中に「ちがう!ちがう!」ってのが湧き上がると楽しめません。キャラクターの設定もほぼ全部違います。

 

冒頭の巨人が町を壊滅させるシーン。

漫画とアニメにあったスピード感はなくなって、重量感が増している。
この辺が「スピードゲーム」になれてる人たちには不満かも。
でも、重い。リアリティなんてないはずなのにズシーンズシーンと暴れる。

 

人の骨が砕かれる。
血しぶきがカメラにかかる。
伝統的なホラー映画の手法を守りながら、怪獣映画を撮る。そんな意気込み。
食べられるほうの人間にも小さなドラマはあるけれど。

 

戦地でも女を取られりゃ絶望するし、イラつく仲間もいる。性欲も食欲もある。でも結局は「喰われる」んだ。

 

立体機動装置のカタルシスは子供なら絶対まねしたくなる。
変身!と同じくらいの。

 

巨人は怪獣だ。それも知性も理性もない。存在する意味すらわからない。いうなれば「ただそこにあるだけの悪意」彼らにとっては悪意ではなく捕食でしかないんだけど。

 

人にとって意味なく恐ろしいことって、とって喰われることだと思うんだ。

 

ぼくらは通常生活ではとって喰われることはない。
だからフィクションとしての「とって喰われる恐怖」を楽しめる。
でも、ほんとに?
肉体的な意味でなく、精神的に「とって喰われて」ない?

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映画は前編後編。こういうやり方、ホントイヤ。
倍払ってもいいからいっぺんにやって欲しい。

 

前編は2時間。
その中で設定をしっかりして、人物の背景を描いて、カタルシスを描いてって、そりゃ無理よ。
「映画として魅せる」ってのにこだわるなら、もっと登場人物少なくてよかった。
アニメの足かせは外すべきだった。なかなかそういうわけにもいかんだろうけど。

 

  • 「進撃の巨人ってみたことないけど、なんか流行ってるらしい」って見に行くと相当に楽しいと思う。焼肉前のデートムービー(笑)
  • 主演男優・女優のファンで見に行くと、まあまあ楽しめる。
  • 長谷川博己のファンなら、相当笑える。彼はほんと、いいね。シャアのような笑い。

 

説明不足、設定不足は、最初の巨人の襲撃のカタルシスで帳消しになる。
軍艦島のロケシーン。はがれたコンクリートやむき出しの鉄骨はほんとに美しい。

歌舞伎のような怪談話を思わせるシーンとか。

 

残念なのは、冒頭のシーンが一番すごくて、そのあと失速気味になるところ。

 

原作と違う!って怒るのもわかるなあとちょっと思う。

宇宙戦艦ヤマトで、古代くんがキムタクだったときの衝撃かも。夢も思い出も粉々に壊されたほんとにつまらない作品だったもの。

 

そういえばこの作品が、がんばってることの一番は
くだらないジャニーズをキャスティングしてないこと
今のご時勢、よっぽどのことがないとできないことだよ。あっぱれ!

 

くだらない壁ドンとか
くだらないTV特番みたいな映画とか
くだらないジャニーズドラマよりは500倍くらいたのしめるよ。





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