シンガーソングライター【鈴音】へ、おくる言葉

陸地が見えないほど大きな湖。

 

少女はその真ん中にひとり。小さなボートに乗っている。

大きなキーボードと一緒に。

見えないものを手につかもうと、空を踊る細長く白い指。

 

ポケットの中に、色とりどりの木の実。

少女はそのなかの一つを、湖に投げた。

 

ぽちゃん

 

軽快なリズムと旋律が、静まりかえる湖に響く。

 

森の動物たちは、初めて聞くその音に

びっくりしたり

聞き入ったり

踊りだしたくなったり

 

 

少女はもうひとつ、ふたつと、木の実を投げる。

 

 

ぽちゃん

ちゃちゃちゃぽん

 

波紋がいくつもできる。

すこしずつ、大きくなる。

 

波紋は広がっていき、湖の端まで届く頃には大きな波になっていた。

波は岸に当たって、少女の乗るボートに帰ってくる。

 

大きく揺れるボート。

 

そのゆれが楽しくて。

自分自身も踊りたくなる。

 

 

森の動物たちは

 

もっとやって!

楽しいな!

最高!

 

口々に叫び、踊り、笑う。

彼女について書き、しゃべる。

 

 

最初に木の実を投げたときは、ほんの好奇心。

これから何か起こるかわからないドキドキ。

でも今は、大きな波に揺られながら、湖に落ちないように気をつけながら立っている。

森の動物たちの声は大きく、多くなり、彼女は少し疲れてきた。

 

 

 

一度、岸にもどろうかな?

ボートを降りてみようかな?

 

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今年二回目、通算15回目のキャバーンビート【投げ銭イベント】

このイベントに最初からずっと参加してる、シンガーソングライター【鈴音】

 

僕が彼女を始めてみたのもこのイベントだった。その時の衝撃はすごかった。

 

 

彼女が音楽活動を休止するという。
昨夜の投げ銭イベントは、その言葉で一変。

ぼくは、なるほど。そうだったのかもと思った。

 

 

年末に投げ銭で知り合った鈴音ファミリーと齊藤ゆいさん親子と忘年会をした。
初めていろいろ話したんだけど。
その時。「あれ?」と思うことがあった。
ライブのこと、投げ銭のことを話したときに、鈴音、ちょっとだけ「チクッ」と痛んでるような顔をしたんだ。
もしかしたら、その頃にはもう休止を決めていたのかもしれない。

 

 

好きなものがキライになるまえに。

好きなものが悪者になるまえに。

 

 

僕らは、「森の動物たち」のように、最高だ!すごいね!いい曲だね!歌うまいね!とはしゃぎすぎたのかもしれない。

割と自分を押し殺すタイプじゃないかな?と推測する鈴音にとって、それは苦痛だったのかもしれない。

 

はしゃぎすぎたオッサンだった。
胸に手を当てて考えると、マーヤとセーラーゾンビもそうだったのかもしれない。
僕は自分の都合で、楽しくて「いいぞ!もっとやれ!」って盛り上がってしまったのかもしれない。

 

 

鈴音の歩く道が、晴れた日が多いことを

しゃがみこんで妄想して、にやにやすることが多いことを

つらいことがあったとき、つらいって言えることを、願う。

 

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2/17日。

活動休止前に、キャバーンビートの町田さんのはからいで、もう一度彼女のライブをみることができる。
僕も彼女と歌交換をして、競作した、共作した歌を歌いにいきます。

 

あれは、夏のことだったね。

そのことはこちら「13歳と50歳・うたをつくるということ」>>

 

彼女にもらった作品は、これからもずっと歌うけどね。

 

人を幸せにする人は、自らの内部に覚悟を持つ人が多い。

そのことを忘れずにいたい。

 

ありがとう。投げ銭ライブでの最大のライバルは君でした。
ぼくはこれからもやり続けます。

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