深夜食堂映画:感想【思い込みと勘違いでイイ話はできている】小林薫の深い顔・田中裕子の爆弾

TVでも人気の深夜食堂。
映画版をWOWOWで見た。

深夜から朝まで開いてる食堂。
メニューはトン汁定食と、できるものいろいろ。
深夜のオアシスに集うひとたちのドラマ。

ささっとできる美味しそうなごはんと、どっか疲れて、どっかいびつな人たちが、訳ありをもちよって食欲を満たす。

味わい深いエピソードがゆっくりとしたテンポでかたられていく。
しゃべりすぎない店主:小林薫の顔。笑ってるのかわらってないのかわからない顔。傷。

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バタアシ金魚、きらきらひかるや最近では東京タワーで、「いい映画」を作る映画作家松岡錠司だからこそのムード。夜遅く見るほうが味わい深い。

 

多部未華子ってくだらないTVドラマにでてる印象があるけど(悪い作品って意味じゃないよ)、この映画よかったなあ。眉間のシワの多い役がにあうね。

ほろっときたよ。

たべみかこ

 

 

高岡早紀はさすが。すてき。人間としての経験が顔に出てる。余貴美子も筒井道隆もそう。
いい役者さんがたっぷりで、イイ話をつないでいくいい映画。

でも、それだけだったら「ただのいい映画」どまり。

 

どちかといえば吹き溜まりに生きる人たちが、優しさをもちよって傷をなめあって生きる。
それはそれでいいだろう。

僕がこの映画でいちばん痛快だったのは、あらゆる映画批評で「クソ」「最悪」だといわれた田中裕子のエピソードだった。

 

福島の震災の話。遺体が見つからない場合に、空の骨壷ではなんともやりきれないから、二人で歩いた砂浜の砂を入れる~というシミジミしたエピソードのあとに、これをもってくるか??

全てを台無しにするこれを!

 

僕らは勘違いと思いこみと、自分が「いい」と思う目線で世の中のニュースを深読みしてる。
そこおもおいっきり「なーんちゃって。馬鹿みたい」っていう冷や水を浴びせるラストエピソード。

痛快だ!

 

イイ話を見たかった人には「不快感」がのこるだろうこのエンディングこそが映画たるものだ。

 

震災以降、僕らは「イイ話だけ」を求めるようになった。
世の中はイイ話ばかりじゃない。
日本人はすてきでがんばる人ばかりじゃない。
日本は素晴らしい国なんかじゃない。

それでもいい。

 

深夜食堂

 

20代の頃六本木に勤めてた僕は、仕事で止まりになったときに、西麻布の深夜食堂につれてってもらってた。
六本木のがやがやした世界とは違って、深夜の西麻布は隠れ家を求める人たちの町。
その食堂はいつも静かににぎわってた。
塩サバがすごくおいしかったなあ。

そのままあるいて会社に戻って。働いた。

 





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