月9ドラマ【ラブソング】第3話感想:藤原さくらがとうとう歌声という武器を取った!

藤原さくらの圧倒的な歌が、ドラマのレヴェルを引き上げる

何年かに一度か、こんなふうに圧倒的な存在があらわれる。
手垢のついた「ドラマ演技」を繰り広げる役者さんたち(それは求められてることをきちんとやってるって事だけど)に対し、新しい絵の具をばしゃっと浴びせかける。
それが月9という、色あせたドラマわくのなかで輝いてる「藤原さくら」。

藤原さくらと、菅田将暉。このふたりの輝きと破壊力が、ずばぬけてる。

彼女たちの周りでおきる「安全な定番ストーリー」を何倍にも輝かせている。
定番脚本は悪じゃない。それを輝かせることができるのかは、キャストだ。

fujiwarasakura20160222

 

子供の傷は新鮮で大量の血を流すけど、おとなの傷は見えづらく

福山くんと水野さん、その周辺が抱えてる憂鬱。悲しくて大泣きしたり、やつあたりしたりができない大人達の憂鬱。
大人の女が「失ったもの」の輝きだけを恐れて、卑屈な態度に出るのもそう。
大人はわかりづらい。
大人の傷はなおりづらい。

きらきら輝く藤原さくらがまぶしすぎて、遠い距離にいる大人達は目をさますことができるけど、近くの大人達は目がくらむ。

第三話は「傷」についてのはなし。そしてこれから始まる未来は過去の上にあるという、はなし。

 

僕らは時々いたたまれずに、輝きから目をそらし安心する。

福山と水野の大人二人が、音楽で意気投合するシーン。
こういうことってよくある。
これは音楽のもつパワーだとおもう。過去がどうでアレ、他人がどうであれ、楽器と楽器がぶつかって調和しておたがいに乗っては引き・・・。
こういう「音楽のよい形」のシーンを、あえてあの場面につっこんできて「吃音」+「嫉妬」の暗闇を鮮明にするのはすごく良かった。

嫌われる大人がしっかり描けてて。

ふじわら

 

藤原さくら。ライブシーンの美しさと説得力。

ユーミンやサイケデリコの曲を歌う藤原さくら。オリジナルを軽々と超える。
サマータイムなんて、おそろしい。
500マイルは風景の描写力がすごくて、これだけでも映画のよう。
ライブハウスのセットや音響?も、なかなかに良くて。

まるで映画のピークのような。ひとときも目を離せない。
アマチュア音楽家の多くが「自分はうたっててもいいのか?」なんて思っちゃうんじゃ?ぼくはそう思った。

なんどでも見たいライブシーン。編集具合もよかったし、幸せの後のガッツリとした拒絶もよかった。
見るものを傷つけるような。

 

ぼくらはもう、こっち側の人間になっちゃったんだな。

世の中のギター弾きのおじさんたちよ。
わかくてかわいくて、歌がうまくて。そんな女の子が自分のために歌ってくれるなんてことは、ほぼありません。
究極のファンタジーだとおもう。魔法が使える以上の(笑)
まあ、少女がおとなを踏み台としてステップアップすることはあるかもしれない。
これは、僕が福山君じゃないからというのが95%以上あるだろうけど(笑)

でも、その可能性にハアハアして、押入れからギターを取り出すのはまちがっていない。
さび付いた弦を取りかえるのも、まちがってない。

大人は自分の過去から逃げられない。子供よりもっと大きな高い壁になってるから。リスタートは難しい。多分このドラマは、女の子の成長の輝きのおこぼれをもらい、大人が再生するまでの話になるんだろう。

20160412202701

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