映画「バクマン」を見て思ったこと(映画の感想とはちょっとちがうかな?)

映画館で見たかったけど、逃してしまった「バクマン」をDVDで見た。
TVドラマであってる「重版出来」とも共鳴しあって、かなりの力作で。でも力の入った感じではなくて、なんというかサカナクションの音楽のように「アンチ肉体ロック」「アンチクラブテクノ」な、斜に構えた熱さ。

ひやっとして、やけどする。

熱いスポコン的な要素や、青春恋愛映画のブロックを組み合わせて出来上がったのは
夢を見つけてしまった人への危険なハローワーク

 

バクマンは、99.9%起こりえないフィクションだけれど。

僕は空想癖にまみれた子供で、でも少年ジャンプの熱さが苦手だった。
ブラックジャックがのってるからという理由で少年チャンピオンだったきがする。
それでも自分で買ったことはほとんどない。
なぜかは今でもわからないけど、週間漫画は苦手だ。いまでも。

でも、マンガは好きで。

友達とふたりで「漫画交換日記」的なことをしてた。4コマのときもあれば、8ページくらいのネーム(そのころはネームとか知らず)のときもあった。
お互いに感想をかきあって、連作とかもしてた。
小学校2~3年生のころ。

小学校5年生のとき、すごく絵がうまい友人がいて。頭もよくて、もてて。
ぼくは負けたと思った。
でも、お話自体は僕のほうが面白いとおもった。
子供なんて、身近な勝負で勝ち負け決めて、負けるとやる気がなくなるもんだ。
今でもイラストが嫌い、描くのが嫌いなのは、ここに原点あるのかも。

そして、歌でものがたりをつくることも。

 

漫画家になんてなぜ、なるんだろう
なぜ、なろうとおもうんだろう

僕は手塚治虫になりたかった。
面白いマンガを何本も連載する。漫画家じゃなくて「手塚治虫」に。

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バクマンのキャスト。なんかもういやになるくらいハマッテル

原作を知らないから、違いはわからないけど

佐藤健は高校生には無理があるけど、目つきの鋭さ(悪さ?)はティーンならではだった。体の動きの美しさは神木隆之介とあわせて、まさに「るろうに」だった。

神木隆之介はほんと、日本の宝だ。子役から大きくなると「だれだれ風」って感じに監督や演出家の「色」が移りこんでしまうことがある気がする。でも彼にはそれがない。
いつも役柄に無理がなく、そしてキャラクターに一定の距離を置いてる。入り込んでないというか、彼自身が「監督」というか。その距離が観客を呼び込む力になってる気がする。

小松菜奈は市川姉妹のような「キューティー」。ヤングサブカル(笑)けっして美人ではない魚顔。でもうつくしい。これからもいい映画にたくさん呼ばれるだろうな。

桐谷健太は愛される役者。誠実に演技をする。

新井浩文や山田孝之は、化ける。作品ごとに強烈な印象があるんだけど、違う映画を見たときにニオイがない。そのうまさがいやみに感じられるくらい。

リリー・フランキーと宮藤官九郎は、おとなだ。大人にしか判らないつらさと、喜び。どちらもある卑怯な役者。いつも美味しい役をもらえてるのはやはり、彼らが「真剣に遊んでる」からだろうか?

染谷将太は天才だ。
この役のとおり。彼こそが天才。どんな役とか関係ない。そこにいれば人をひきつける天才。ときどきつまんないドラマや映画にも出るところが天才。
この映画でも、彼だけは圧倒的に輝いている。墨汁の匂い、印刷されたインクの匂いを感じる。音楽界で言えばプリンスだ。

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バクマンは絶望を描く。「マンガは天才の仕事」だと

やりたいことを見つけてトライする。
1億人のなか1000人にひとりくらい、
10万人くらいは、たぶんやりたいことを見つけて、一心不乱にスタートする。
プロとしてのスタートラインには10000人くらいが立てるだろう。
そこから続けられる人。
続けるために努力をする人
世界から「続けてもいいよ」といわれる人はどのくらい?
世界から「続けてください」と懇願される人はどのくらいいる?

つまり、生きていけない仕事なんだ。
なぜそんなものに、ひとはあこがれる?

 

それはきっと「助けられたから」だとおもう。
マンガに、音楽に、映画に、スポーツに。

医者に助けてもらったから猛烈に勉強して医者になって患者を助けたいという気持ちとおんなじ。

恩返しをしたいんだと思う。

 

やりたいことが見つからないと嘆くひとは「まだ、助けてもらってない」だけじゃないかな。
それか助けてもらったことに気がついてないだけ。

僕は50歳を迎えるまで自分を助けてくれてたことやものに気づかなかったなあ。

 





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