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高橋プランクトン【05:死のうとしてる君へ、僕は君の歌を聞きたい】

ワンマンライブを終えて。やっぱり歌いたいこと。伝えるべきこと。

 

◆そういえばワンマンライブ大成功だったね

ありがとうございます。ほんと緊張しましたよー。客席は猛者ばっかりで。
でも、あの時ギターを手にとってよかったなあと。
なぜかは判らんけど、演奏をする側にきてよかったなと思いました。
旅から帰ってきて、歌を歌うようになってよかったなと。

 

◆ライブってものは、どう考えてる?

ギターを弾き始めて、路上で友達が増えて。
その人のライブに一緒に出れるようになったときは、なんか特別感がうれしかったです。

あ、俺、今週末ライブするんだ!

その気持ちでハイになって。

ライブに出たい!っていう気持ちが初期衝動かも。
サイドギター自体は難しくて、笑って弾いたことなんかないんだけど。

ライブに出れる!

っていう気持ちは大きかった。「欲」ですね。
自分は特別な人間になれた気がして。

 

◆今はどう変わった??

いまは「これを伝えたい」ってのが大きいです。ライブの怖さも知って、でも伝わる喜びも大きくて。

福岡に帰ってきて、いろんなところに連絡して、「僕を出してくれ!」って。
誰も僕のことは知らないから、まずはどこにでも行く。
一回行った後は、僕のことを知ってくれて、呼んで見たいと思ってくれたら連絡もらえるかもしれない。

今は、呼んでくれる人のために「牙を磨く」時期かなと。
呼んでくれることへの感謝は、ぼくにはそのやり方しかない。
いいライブをする。最初見てもらったときよりもっと。
そうすればきっと、広がっていくはず。そう信じたいし、そうあってほしいなと。

 

◆アンコールで歌った「ロックンロール」という曲が、あたらしい君かなと思ったんだけど。

あれはほんとにずっと思ってたことで。
それがあの時期に、ぽっと出たんです。

今、なんらかの事情で「死んじゃおうかな」と思ってる若い人たちはたくさんいると思うんです。僕みたいに病気で学校行けなくなった人もいれば、人間関係のトラブルとか、どうしようもないつらさとか。
僕が感じた何十倍ものつらさとか痛みとか抱えてて、もうだめだと思ってるんだろうけど。

でもそういう君の奏でる曲を、僕は聴いてみたい。

生半可な、その時々を適当に生きてきた僕みたいなのが作る歌より、「死」に向かってる君の歌のほうが何百倍もすごいに決まってるから。

だから死ぬ前に僕に聴かせてよって想いをずっと持ってて。

 

◆死に向かおうとしてる人のロックンロールか

そうです。
だからとりあえず生きて、ギターを手にしてほしい。
そして誰かのとなりにすべりこんで、人前に出てほしい。
死んじゃおうかって悩んでる人の歌はすごいに決まってるんです。誰もが見れる世界じゃないんです。
そんな人がライブに出てほしいし、僕はその歌で打ちのめされたいと。

 

◆これからの高橋プランクトンはどうなるんだろう

歌うことがすべてじゃないなあとは思います。
伝えたいことがある。それを伝えるために歌にする。そのためにギターを弾く。
その形がいつまでもあるかどうかはわかりません。

ただ、僕がギターを通じでいろんな人とであったりしたように、そんなチャンスがみんなにあるように、この音楽の場所自体を守らんといかんなとは考えてます。

まあ、どうなるか全然わかりません。
いきなり突拍子もないこと、はじめちゃうかも知れない。

 


言葉を選ぶわけでもなく、次から次にしゃべる高橋プランクトン。
ギターという戦う武器を手に入れた彼が、ダンジョンの中をふわりふわりと歩く。
壮絶なライブを見せる彼と
「サプライズで友達をびっくりさせるのがすき!」という彼。
子犬のようにつきまとい、みんなに可愛がられるだろう彼をみてると、愛情に飢えてはないんだろうなと思った。
ひとりでTVとゲームで一年半過ごしてた時は「うおうおうお!」と大勢の人の前で歌うようになるなんて思ってもみなかっただろうなあ。

死ぬ前に、歌を聞かせろよ!
彼の作ったロックンロールという歌が、いまでも心から離れない。

 

2016.6.11@カヨカリ